B.Python開発

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すでに他のWebサイトなどでPythonの勉強を始めている方で、Pythonの実行環境として Anaconda を利用したことのある人もいるでしょう。しかし、ここではAnacondaは使わず、Pythonの公式サイトで配布されているPythonを利用します。

AnacondaにはPythonが含まれており、プログラミング言語としてはPython公式サイトのPythonと同じものではありますが、使い方が違う点も多くあります。両者の違いを気にしながら学習するのは色々大変ですので、公式サイト版のPythonに統一します。

Windowsエクスプローラの設定

Windowsエクスプローラの既定値では、.xlsxのように、Excelなどの決まったアプリケーション専用の拡張子は、表示されない設定になっています。しかし、プログラミング作業ではいろいろな種類の拡張子のファイルを使う必要があるため、拡張子が見えないと不便です。そこで、設定を変更して、常に拡張子を表示するようにしましょう。

不要なPythonを整理する

このページを参照する前に、他のWebサイトを見たりYouTubeの動画を参考にして、Pythonの勉強をはじめたことのある方も多いのではないでしょうか。

そういった方々は、もうPytnonをパソコンにインストールしてしまっていると思います。そして、いろいろなWebサイトを参考にしているうちに、なんどもなんどもPythonをインストールしてしまっている方もよく見かけます。Anaconda というPythonの実行環境をインストールしている方も多いでしょう。

しかし、Pythonをインストールしてあるパソコンに追加してあたらしくPythonをインストールしてしまうと、使い方がすこし難しくなってしまうのです。パソコンをプログラミング用に使うためには覚えないといけないことがいくつかあり、最初のうちは避けたほうが無難です。

そこで、古いPythonをとっておく理由がなければ、新しくPythonをインストールする前に、まず現在インストールされているPythonをすべて削除(アンインストール)してしまいましょう。

アンインストール方法は、スタートメニューから、対応したPythonのアンインストール項目を探して、実行してください。

Python関連のプログラムファイルを探して削除する学生がよく見かけますが、対応した手順ではなく、適当に設定を削除せずに、アンインストールした場合、コマンドプロンプトの実行でエラーが発生する場合があります。

Pythonを単体でインストール

  1. Python.orgのダウンロードページからPython 3系の最新バイナリ(今回は3.7.1)をダウンロード
    Windowsインストーラー版なら、pipも一緒に入る。
  2. インストール時にPATHを追加してしまうと楽。
    最初の画面で、「Add Python 3.7 To Path」を選択しておくと、pythonコマンドにpathが通る。
  3. インストーラーの最後に、Windows 10から260文字のファイルパス長の上限を解除できるようになったので、それを解除(Disable path length limit)するか聞かれ、長いファイルパスになりうるか必要に応じて解除してください。

 

Add Python 3.x to PATH” をチェックするのを忘れないようにしてください。もし忘れたら、あわてず落ち着いてもう一度インストールしましょう。何度でも繰り返して大丈夫です。

Pythonのバージョンを確認する方法

コマンドプロンプトを起動したら

python --version

と入力してエンターキーを押してください。

Python 3.8.3

と表示されたらインストールが完了しています。